2015年02月06日

AEDの電気ショックについて-エネルギー固定式・漸増式(エスカレーション)-

こんにちは!!見習い一次救命士です。

今回は前回予告したとおり、AEDのエネルギー固定式・漸増式(エスカレーション)について説明していきたいと思います。

まず初めに、みなさんはAEDの電気ショックにどのようなイメージをもっていますか?
私はおおざっぱに強いというイメージを持っています。

実はAEDのなかには流す電気ショックのエネルギーがずっと一定の固定式と一回目の電気ショックで回復がみられない場合は電気ショックのエネルギーを大きくする漸増式(エスカレーション)の2タイプがあります。

個人的にはマイナーな項目なので気にされている方はほとんどいないとおもっています。
が、一応知っておくことに越したことはないでしょう。

先日、ご紹介させていただいた病院内の除細動器の動画(https://www.youtube.com/watch?v=LXUNGoCkOGg)をみていただければわかるとおもいますが、150J(ジュール)の後にも200J、270Jと続いていますよね。これが電気ショックのエネルギーとなります。動画では150Jにあわせていましたね。

私の知る限りでは、現在販売されているほとんどのAEDの電気ショックエネルギーは150~200Jとなります。(小児用はこれらの約3分の1)

それでは、なぜ2タイプあるのでしょうか。正直私も、完璧に答えられません。
というのも現在のガイドライン2010(http://www.qqzaidan.jp/jrc2010_kakutei.html)では両タイプとも有効と判断されているからです。(漸増式(エスカレーション)は理にかなっていると評価されています。)

一昔のガイドライン2005では次のように記されています。
”二相性波形による除細動においては、エネルギー固定式、漸増式のいずれを用いても、心室細動の持続時間の長短にかかわらず、安全で効果的に心室細動を停止させることができるので、特定の方式は推奨しない。”

このように固定式・漸増式(エスカレーション)には明確な優劣をつけられていません。
次のガイドラインではどのように判断されるかとても気になるところですね。

5年ごとに更新されているので、今年更新されると思います。
(更新されても変更点はない可能性もあります。)


AEDは電気ショックのエネルギーも自動で調整しますので、たとえ漸増式(エスカレーション)の場合でも、通常と同じように使えば大丈夫です。

今回はマイナーな内容すぎて、わかりにくかったかもしれませんが、次回もチェックしていただけたら幸いです。


posted by 一次救命士 at 11:23| Comment(0) | 健康と医療 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。